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【Nextorage株式会社様】自己流のAmazon運用から脱却。Imaging製品の売上昨対比2倍以上・ハイエンド市場でシェアNo.1へ。Nextorageが体現する「戦略的運用」とは

2026年2月13日

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​この記事のまとめ

  • Nextorage株式会社様は、ソニーのメモリー事業部門からカーブアウトし2019年に設立された国内メモリー製品メーカー。CFexpressやSDカード、外付けSSDなど、高パフォーマンスなストレージ製品をグローバルに展開。2025年10月からはATOMOS製品の日本総代理店も務める。

  • 以前は自己流のAmazon運用と海外展開の停滞に課題を感じていた。Amazon.co.jpのプラチナ厶・パートナー・エージェンシーであるWellridgeへ、日本のAmazon運用のコンサルティングとAmazonの北米・欧州 (イギリス、ドイツ、フランス) の海外マーケット運用を任せることで、社内リソースを戦略立案や調達に集中。2024年度と比較してイメージング製品の売上倍増を実現。日本におけるハイエンドメモリーカード市場では、シェアNo.1を獲得するまでに成長した。

  • Wellridge株式会社は大型セール前に海外マーケット専用のクリエイティブを1,200枚作成し、画像を差し替えるといった圧倒的なスピード感と実行力により、海外マーケットに適した運用体制の刷新と売上向上を実現。また、日本の総代理店である「ATOMOS」ブランドのAmazon.co.jpのローンチは約2ヶ月で垂直立ち上げを遂行。

左: Nextorage事業推進部統括部長 諸石さん (語り手)、右: Wellridge室橋・佐々木・渡邊 (聞き手)



【導入経緯】

SONYの遺伝子を引き継ぎ、誕生したNextorage株式会社。技術力には絶対の自信を持つ同社だが、EC展開、特にAmazon運用においては「自己流」という壁に直面していました。いかにして同社は、群雄割拠のメモリーカード市場で、ブラックフライデーにおけるシェアNo.1という圧倒的な結果を出すに至ったのか。事業推進部を統括する諸石氏に、その軌跡を伺いました。



- Wellridge室橋 (以後、室橋)

改めまして、Nextorageのミッション、諸石さんご自身の役職や今ご担当されていらっしゃる責任範囲をお伺いできますでしょうか。


- Nextorage諸石さん (以後、諸石さん)

Nextorage(ネクストレージ)株式会社というのは、ソニーのメモリー事業部門がカーブアウトした会社として2019年に発足しました。2022年からは完全に独立し、台湾資本を元にした日本の会社になります。


基本的には、メモリーカードを中心としたイメージング製品、それから換装型SSDをメインにしたゲーミング製品、あとはBtoBのメモリーなど、メモリーに特化した製品を扱っています。2025年10月からは「ATOMOS(アトモス)」というモニターレコーダーの日本総代理店としての販売も開始しています。


私自身の役割は事業推進部の統括として、販売・マーケティング・製販調達を担っています。


高画質の動画撮影に最適なCFexpress Tybe Bのハイエンドメモリーカード「NX-B3AE 2000GB


- 室橋

ありがとうございます。主力製品はCFexpressやSDカードといったメモリーカードおよびSSDですね。2025年秋からは豪州ブランドのATOMOSの販売もスタートされたと思うのですが、ターゲット市場としては日本をベースに、どの国を重視されているのでしょうか?


- 諸石さん

現在は日本市場が一番大きなターゲットなのですが、次に大きな市場としてはアメリカ、欧州のドイツ・イギリス・フランスにフォーカスしてやらせていただいています。


- 室橋

2024年の夏に「Amazon運用に関する社内セミナーを実施して欲しい」とご依頼いただいて取り組みがスタートしたと思うのですが、当時プロジェクトが始まる時に重視していたKPIは「海外の売り上げを上げたい」というところだったのでしょうか?


- 諸石さん

Nextorageダイレクトという名前でAmazon上で製品販売をしていたのですが、実は自社の社員が独学でAmazonの攻略本を見たり、Udemyで勉強して独自に作り上げていったものだったんです。


「本当にこれでいいのか」というのと、「さらに売り上げを伸ばすにはどうしたらいいんだ」というところが抜けていました。弊社の社員が「Ankerすごいよね」という話になりまして、ウェブで調べたところAnkerで自社EC立ち上げとAmazon運用を担当されていたWellridge・室橋さんの会社を見つけてお声がけさせていただいた、というのが経緯になります。


- 室橋

ありがとうございます。偶然、親族がSONYに勤めていて品川のオフィスを案内してもらっていたタイミングでSONY出身の貴社から問い合わせがありビックリしたことを覚えてます。その時に、抱えられていた課題としては、製品は売れてはいたけれど「プロの目から見てどうなんだろう」というということでしょうか。


- 諸石さん

私自身のことを言えばもう「素人丸出し」というか(笑)。普通だったら外注に出したりする部分が多いと思うのですが、自己流でやってきたところがあったので、もっとプロの目で見て弊社のAmazon運用はどうなんだろうか、というのが課題としてあった時に御社を知って、お声がけしたのが一番大きかったです。


日本のNextorageブランドだけでなく、ATOMOSブランドのビジネス推進をご担当されている諸石さん


- 室橋

そういった背景があったんですね。当時、一番不安だったことや、抱えていたリスクはありましたか?


- 諸石さん

日本の売上依存が大きすぎるという中で、海外を伸ばさなきゃいけないのに伸ばしきれなかった、というところがリスクとして感じていた部分になります。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスと海外も日本と同じように伸ばさないと次の成長に繋がらないので。


- 室橋

きっかけはAnkerを調べて……とのことでしたが、他の選択肢は当時あったのでしょうか?


- 諸石さん

御社が最初の会社でした。いろいろ社内セミナーでお話を伺った時に、一番「実例」を元にご説明いただいたのが非常に大きくて。納得感を持って弊社の社員も協業させていただきたいと思ったのが一番大きかったかなと思います。


- 室橋

最初の社内勉強会の時と、その後のAmazonコンサルティング・運用の時、それぞれで期待されていたことの期待感はどうでしたか?


- 諸石さん

私自身は勉強会の頃から、具体的なNextorageのページで事例を示していただきながら「ここを改善するとコンバージョンが上がる、トラフィックが増える」という説明をいただいていたので、最初から納得感が高かったです。「目から鱗」というか、「そういうことなんだ」という感じでした。弊社社員も、自己流でやっていたけれど、それにより裏付けができるような活動ができそうだな、という印象を持っていたと思います。


- 室橋

実際に協業がスタートし、最初は日本のAmazon運用コンサルティング、徐々に欧州3カ国、そして後にアメリカの海外Amazon運用もお任せいただく形に取り組みが拡大してきました。印象に残っているコミュニケーションなどはありますか?


2025年11月から日本総代理店として販売を推進しているATOMOSのモニター一体型レコーダー「NINJA TX

- 諸石さん

いろいろあるのですが、やはり2025年の10月から扱い始めたオーストラリアブランドのATOMOSですね。日本総代理店になるのが7月末に急遽決まりまして。2025年11月中旬の「Inter BEE 2025」という大きな展示会にATOMOS製品を出展することが決まったので、その間2ヶ月半から3ヶ月弱で、AmazonのATOMOSダイレクトページの立ち上げと、公式サイトの両方を一気に立ち上げなきゃいけないとなった時に「もう、Wellridgeさんにお願いするしかない」と即決させていただきました。


製品群として44製品ぐらいあったと思うので、「お願いします!」という感じでしたね。


最も印象的だったのは、Wellridge渡邊さんが「腕鳴ります、肩準備しておきます」とやる気満々のコメントをしていたことですね(笑)。


僕らは「時間無い中でどうしよう…」と一時期気落ちしていた状態だったのですが、そこで渡邊さんからやる気満々なコメントをいただいて、大変励まされた記憶があります。本当は色々あるのですが、それが最近では一番衝撃的でした。


ATOMOS立ち上げのプロジェクトリーダーのWellridge渡邊 (写真右)。一眼カメラでの写真撮影が趣味


- 室橋

弊社の佐々木が海外向けに新たに1,200枚画像を作成し直して、Black Fridayのセール期間前に差し替えたというのは個人的には衝撃的だったのですが、Nextorageブランドに関してはいかがでしたか?


- 諸石さん

そうですね。我々の課題は、やはりスピード感です。課題の抽出からWellridgeさんにお付き合いいただいて、例えばAmazonのカルーセル画像の充実であったり、商品紹介コンテンツ(A+)の充実であったり。そういったものを売り上げと照らし合わせながら、トライアンドエラーしながら改善していったと思うのですが、そのスピード感がすごくて。我々自身で管理していると遅れがちになった可能性があるアクションが、確実に進んでいって、その裏で佐々木さんやメンバーの皆さんにものすごい量のコンテンツの充実を図っていただいたというのは、すごく印象的でした。


結果として、2025年度は日本もアメリカも良い結果が出ました。日本はハイエンドメモリーカードのセグメントではナンバーワンシェアという形で結果を残せたので、本当に感謝しています。


CFexpressのType BやSONYさんが使っているType Aなどのハイエンド製品では本当にシェアNo.1でしたし、SDカードという元々競合ブランドが非常に多かったカテゴリでも2025年末のAmazon ブラックフライデーではシェアNo.1を取ることができました。御社との協業の結果として、両方ともシェアNo.1を取れているというのが結果として残ったかなと思っています。


- 室橋

結果に繋がって弊社としても嬉しいです。スピード感を持って課題を発見し、アクションを組んで、実際の売り上げやシェアNo.1に繋がったということですね。

2026年2月26日に横浜で開催される展示会の「CP+2026」ではNextorage・ATOMOSブランドで出展


- 諸石さん

感覚的な話になりますけど、「これお願いして大丈夫かな」というところが「できます」と言われるとすごくモチベーションが上がるというか。「あ、やっていただけるんだ」という部分が大きかったです。弊社社員も頑張っていますが、ちょっと違う次元でグイグイ来ていただいたのが非常に大きかったです。


また、大事なことはAmazonの立ち上げだけでなく、その後のAmazon運用もお願いできたことです。弊社の社員としては、どちらかというと商品戦略の立案であったり、価格戦略、調達といった戦略の策定の方によりフォーカスができたというのも、ものすごく大きな部分でした。


両方やっていると、どうしても運用のほうに追われて先々のことが手につかないということがあると思うのですが、うまく棲み分けしてマネジメントできたかなと思っています。例えば、年末商戦のAmazon ブラックフライデーに向けて、「仕入れをこれだけの量やっておくのだ」というのを、フォーキャスト(予測)の倍くらいの量を調達することを10月くらいに決めることができた。それができたからこそ、今年度の供給が確保できているということもあります。


- 室橋

なるほど。Amazon運用を弊社にお任せいただいたことで、より本質的な戦略に貴社のメンバーの皆さんがリソースを割けたということですね。


- 諸石さん

間違いないです。やっぱり社内のリソースは限られていますから。


- 室橋

今回、WellridgeがAmazon運用の支援に入ることで社内の意思決定やスピード感は変わりましたか?


- 諸石さん

間違いなく上がりました。各メンバーがいろいろな業務に追われる中、御社の方でスケジュール管理や工程管理をしっかりやっていただいているので。「いついつまでにこの画像が」というのが明確な分、我々はやるべきことにフォーカスできました。逆に「これ必要ですよ」って言ってくれるおかげで、こちらもプロジェクトが進むので助かってます。


- 室橋

せかしてしまっていたらすみません...


- 諸石さん

いえ、そうでないとスケジュールがズルズル伸びてしまうので。毎週、改善活動の壁打ちというか稽古をつけてもらっている感じで、非常に大きかったです。

「委託」ではなく「協業」としてやらせてもらっているので、Wellridgeさんの知見を惜しみなくシェアしてもらって、弊社社員の意識や経験値も確実に上がっています。


- 室橋

ありがとうございます。一番、期待以上だった点はどこでしょう?


- 諸石さん

一番はATOMOSの垂直立ち上げですが、同じインパクトがあったのは海外、特に欧州のAmazon運用ですね。何をやってもセッションも売上も上がらないと苦戦していた中で、いろいろアイデアを出していただき、やってみる、ダメなら変えるというトライアンドエラーを回せたことで、2024年より2025年の売上が確実に伸びたので、印象に残る取り組みだったと思います。


- 室橋

ありがとうございます。私だけでなく、弊社佐々木も「やらないといけないんで」と言ってブラックフライデー前にメインの製品シリーズすべての製品紹介動画を英語・日本語で作ってUPできたことも大きかったです。


Amazonの北米や欧州向けのクリエイティブ画像・動画を大幅に改善し、売上向上につなげたWellridge佐々木

- 諸石さん

弊社だけだったら初動が遅れた可能性があったと思います。「やらなきゃいけないよね」で止まっていた課題を、優先順位をつけて動かしてくれたのが大きいです。スピード感とトライアルアンドエラーの試行回数の多さがWellridgeさんの強みだと思います。弊社としては、社内リソースを増やさずに御社との協業で売上を伸ばせたことは有り難かったです。


- 室橋

ありがとうございます。最後に、今回の協業の成果まとめと2026年以降の展望を教えてください。


- 諸石さん

一番の成果は、2025年はイメージング製品で昨対で売上倍増のターゲットを実現できたことです。お陰様で、社内でも社長賞を受賞できたことにつながりました。


また、2ヶ月という短期間の中でATOMOSの立ち上げを実現いただき、本当に助かりました。感謝しております。


日本のAmazonで足場を固めることができたため、現在はオフラインの販路を拡大しています。今度は世界最大の市場であるアメリカで、日本と同じようにNo.1を目指したい。構成としては日本に近い部分もあるので、日本で実現できたことをアメリカでも再現していけば、シェアNo.1も実現可能だと思っています。


- 室橋

アメリカ市場、楽しみですね。


- 諸石さん

はい。NextorageはCFexpressの中のファームウェアを自社で独自開発しています。そのため、世界最高速のカードや、熱問題が少ない、幅広い互換性といった製品の強みに繋がっています。今までは、そういった独自開発による機能性の高さにも関わらず、手頃の値段でお客様が購入できるということが弊社の強みでした。


ただ、2026年は状況が変わりました。AIのブームによるNANDフラッシュ・メモリの価格高騰がいつまで続くかわかりませんが、価格だけでなく「なぜNextorageが良いのか」という部分をブランドとして日本だけでなく、アメリカや欧州市場でアピールできることが重要になってくると思います。


Nextorageを「物が良くて値段もいい」ブランドから一歩進んで、我々の独自開発の強みが伝わり、わざわざ選んでもらえるブランドにしていきたいです。


- 室橋 

承知いたしました。2026年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


貴重なお話をありがとうございました!

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